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仕事:2014能案内チラシ>宝生流シテ方東川尚史氏「道成寺」披キ [仕事履歴:能]

能楽師・宝生流シテ方東川尚史さんによる『 道成寺』の披キ(初演)
ご案内の絵を担当いたしました。

宝生会 春の別会能
2014年3月23日(日)正午始 @宝生能楽堂(水道橋)

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「道成寺」は
始め、舞台上に鐘を運んきて、取り付けるところから
そして最後、外して控えるところまで見せます。
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3月23日、公演を観てまいりました。

白拍子が鐘供養の場に入れてもらい舞を舞う場面。
乱拍子の緊張感!足の動きと小鼓にくぎ付けです。
シテ(東川さん)が小鼓の掛け声や音に合わせて
片足を少しずつ動かして舞うのです。
ゆっくり足だけ動かし上半身の姿勢を乱さずに舞うのです。

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最後、川に入水する前の場面。
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面の眼がきらきらと光って泣いているように見えました。

恐ろしいというより哀しいお話だと感じたので
案内の絵にも涙を描きました。
そして、今日観た「道成寺」もそう感じました。


披きの記念「道成寺」手拭いをいただきました♪
ポンピン堂さん作だそうです。素敵なデザイン。
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おめでとうございます!

披キ(ひらき)とは、能楽師が、ある曲のシテもしくはそれに準ずる役、狂言、囃子などをはじめて演ずること。特定の難曲や大曲についてしか用いない。修行の成果を披露し、一定の技量を持つことを周囲に認めてもらうための興行として扱われることが多い。(wikipediaより)


前に、昨年の東川さんの石橋も描きました。
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