第45回 らくごの芽

第４５回らくごの芽は無事終了いたしました。
年末のお忙しい中、ご来場いただき誠にありがとうございました。






今回は歴史学者の磯田道史先生によるミニ講義「本当は怖い六本木」をしていただきました！ありがとうございます。最後のくじ引きによるクリスマスプレゼントコーナーではお二人にサンタになっていただきました。



里光さんからも全員にプレゼントがありました！ありがとうございました。里光さんは2回目の出演です。以前来ていただいた時は偶然ですがクリスマスイブでした。

新しい会場で2度目の開催ということもあり、空調、音響などまだ不慣れな点もございますが、スタッフともに、次回はもっといい会にしてゆきますので、来年からもよろしくお願い申し上げます。

最後に、ご来場いただきましたお客様、磯田道史先生、ゲストの笑福亭里光さん、主役の立川談奈さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

仕事：2011年文庫本装画＞娘十八人衆－将棋士お香 事件帖２－

沖田正午著「娘十八人衆－将棋士お香　事件帖1－」二見時代小説文庫
カバーイラストレーションを担当しました。

娘十八人衆　将棋士お香 事件帖２ (二見時代小説文庫)

• 作者: 沖田 正午
• 出版社/メーカー: 二見書房
• 発売日: 2011/12/20
• メディア: 文庫

第45回 らくごの芽のご案内

らくごの芽のご案内です。
開催は12/25の日曜日です。
年末の忙しい時ではございますが　
是非足をお運びください。
笑って今年を締めくくりましょう！
クリスマスなのでプレゼントを用意してお待ちしております♪
お楽しみに♪

若手落語会「第45回らくごの芽」
12月25日（日）午後二時開演、前売り1,200円　当日1,500円
出演：立川談奈　ゲスト　笑福亭里光
会場：ストライプハウススペースBフロア（最寄り駅は六本木）
※いつもの会場と階がことなります。
予約・問合せメール：rakugonome☆hotmail.co.jp（☆印を＠マークに変えてください）
詳しくはこちらへ

仕事：2011年単行本＞いいねぇ～ 江戸売り声―絵で見る商いの原風景

江戸売り声漫談家として活躍されている宮田章司氏の著書「いいねぇ～ 江戸売り声―絵で見る商いの原風景 」の表紙と中の絵を担当しました。

宮田章司著「いいねぇ～ 江戸売り声―絵で見る商いの原風景 」素朴社

いいねぇ〜 江戸売り声

• 作者: 宮田章司
• 出版社/メーカー: 素朴社
• 発売日: 2012/01/05
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

朝は 「なっと、なっとぉ～、なっと。なっと～、みそまめ～」の納豆売りやアサリ、シジミの売り声から始まり、夕方には「あじ、あじっ、とんぴょん、すずき、すずきっ。すずきにたいっ。かつお、かつお、かつおぅ」という魚売りや豆腐売りの声が響き、夜になると「そーばーうーおうーおうー」の掛け声とともに夜鳴そば屋が現れ、小腹がすいた江戸っ子の夜食になっていました。

庶民の時計代わりとさえいわれた売り声は、四季の移り変わりをも知らせ、生活に豊かな彩りを添える存在でもありました。正月のお宝売りにはじまり、春には苗売りや桜草売り、夏は朝顔や金魚、団扇、冷水売りが人々に涼を届け、秋はスズムシなどの虫売りやすすき売りが登場、冬には「干しー海苔ぃー、干しー海苔ぃー」の掛け声とともに海苔売りの声が聞こえ、正月準備のための福寿草売りがやってきたのです。

また、江戸の物売りたちは物を売るだけでなく、壊れた食器や道具を修理し、不要になった物を買い取り、江戸の見事なまでのリサイクルシステムも担っていたのでした。 割れた茶碗や鍋釜の修繕はいうに及ばず、壊れた傘を買い取る「古骨買い」や切り落とした髪の毛を買い取る 「落ち毛買い」さらには生活の中で出た灰をリサイクルする「灰買い」までおり、大都市・江戸の稀にみるエコライフを支えていました。

著者の宮田章司氏は東京・千住生まれで、幼い頃に「売り声」を聞いて育った生き証人。漫談家や司会業を経て舞台芸として「江戸売り声」を完成させ、現在、日本でただ一人の「江戸売り声漫談家」として活躍しています。

江戸の物売りを７０点ほど描きました。


笊（ざる）売り


蝶々売り（おもちゃ）


足駄の歯入れ屋


長屋の朝（納豆売り、アサリ・シジミ売り）


放し亀、放し鳥売り（八月十五日の放生会に捕えた生き物を放すことで万物の生命を慈しむとともに先祖の供養をする）


蝦蟇の油売り