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仕事:2013年単行本>お伊勢ものがたり 親子三代道中記 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

昨年の夏から1年間雑誌「青春と読書」で挿絵を担当していた連載小説が伊勢神宮の遷宮にあわせて本日発売となりました。単行本化にあたり装画・挿画を担当いたしました。連載の挿絵はこちら→

梶 よう子 著 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」集英社
装丁 芝 晶子(文京図案室)/ハードカバー

お伊勢ものがたり 親子三代道中記

お伊勢ものがたり 親子三代道中記

  • 作者: 梶 よう子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/09/26
  • メディア: 単行本


旅も人生も山あり谷あり、風雨あり。いつかまことの終着が来るまで、歩み続けるだけ。
母は人生でやり残したことを叶えるため。
娘は二条城在番の夫へ密書を届けるため。
孫は嫁入り前の思い出作りのため。
それぞれの思いを抱え、頼りない御師・久松の案内で伊勢への旅がはじまる。

単行本では連載に加えてもう一章足されてより一層魅力的なお話になっています。

主人公「香矢」夫婦の話もこの小説の中心となっているのですが、偶然にも伊勢神宮は私の両親が新婚旅行に訪れた場所です。

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一年付き合ってきたものがたりが本になるときにも装画と挿画を担当できてとてもうれしいです。

仕事:2013年読書情報誌>青春と読書9月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2013.08.20 発行

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年9月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第十二回(最終回)の挿画を担当いたしました。

お互いに忙しゅうございましたね―
沖合に突き出す大小ふたつの岩を見つめ、
香矢は思わず笑みを漏らした。

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仕事:2013年読書情報誌>青春と読書8月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2013.07.20 発行

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年8月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第十一回の挿画を担当いたしました。

わたくしの歩む道は己が決めとうございます―
意を決して胸の裡を語り始めた雪乃、
好いたお人への想いを貫くことはできるのか

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仕事:2013年読書情報誌>青春と読書7月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2013.06.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年7月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第一〇回の挿画を担当いたしました。

雪乃との仲がぎくしゃくしたまま香矢は、
ひとり足を向けた観音寺で老武士と再会した
男は身じろぎもせず、じっと桜木を見上げていた

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現在も白子のこの観音寺では真冬でも咲いているこの不断桜があるそうです。そして素晴らしい伊勢型紙。一度は行ってみたい場所の一つです。

仕事:2013年読書情報誌>青春と読書6月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2013.05.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年6月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第九回の挿画を担当いたしました。

芳美との縁をはにかみながら話す彩姫
片や不安そうな様子を見せるお付きの菊枝
向かいに座る香矢はかすかに違和を感じていた

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仕事:2013年読書情報誌>青春と読書5月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2013.04.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年5月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第八回の挿画を担当いたしました。

久松の振る舞いに時折笑いを誘われつつ
一行の旅は先祖ゆかりの地である三河へ
そして、いよいよ伊勢の国へと進んでいく

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仕事:2013年読書情報誌>青春と読書4月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2013.03.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年4月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第七回の挿画を担当いたしました。

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川留めが解け、旅人たちが一斉に宿を発つ
午後の日差しのなか与一もそれに続く
武次の形見をおつるへ届けるために

仕事:2013年読書情報誌>青春と読書3月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2013.02.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年3月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第六回の挿画を担当いたしました。

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美味しくて楽しいばかりが旅ではない、
身をよじるほどの痛みを抱えながら
武次は大井川の先へと急ぐ、そのわけは―

仕事:2013年読書情報誌>青春と読書2月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2013.01.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年2月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第五回の挿画を担当いたしました。

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別れがあれば出会いあり、
香矢の向かいに餅を頬張る童がひとり
峠の茶屋にどうしてと不思議に思いきや

仕事:2012年読書情報誌>青春と読書1月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2012.12.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2013年1月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第四回の挿画を担当いたしました。

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平塚の宿、湯殿でお由と居合わせた香矢は
京にいる夫とその女にやきもきしつつも、
巾着切りの身上話を親身になって聞く

仕事:2012年読書情報誌>青春と読書12月号 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2012.11.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2012年12月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第三回の挿画を担当いたしました。

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三間先を歩くは思いもよらぬ道連れ
振り向けばため息ばかりの見習い久松、
旅の行方はまるで晴れてはかかる雲のよう

仕事:2012年読書情報誌>青春と読書 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2012.10.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2012年11月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第二回の挿画を担当いたしました。

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香矢の身にふってわいた京への密命、そんなこととは知らない雪乃はまつと二人、声を弾ませおおはしゃぎ

仕事:2012年読書情報誌>青春と読書 [仕事履歴:「お伊勢ものがたり」梶よう子著]

2012.09.20発売

雑誌掲載(青春と読書:集英社 2012年10月号)

梶よう子作 「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 第一回の挿画を担当いたしました。

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毎月連載、江戸後期を舞台にした、武家の女三代が伊勢詣をする時代小説です。
これからわくわく楽しみです。
時代物の仕事をするとき、資料を探すのは大変なのですが反面とても楽しいです。

来年、平成24年は伊勢神宮の社殿を造り替える20年に一度の大祭「式年遷宮」の年です。
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