仕事:2013年単行本>「雪まろげ」古手屋喜十為事覚え2 [仕事履歴:古手屋喜十 為事覚え]
装画を担当いたしました。
宇江佐真理著 「雪まろげ」古手屋喜十為事覚2 新潮社
装丁/新潮社装幀室
(ハードカバー)
これでまた、一緒にうまい酒が飲める――心やすらぐ人情捕物帳、第二弾! 浅草・田原町で小さな古着屋を営む喜十。北町奉行同心の片棒を無理矢理担がされ、今日もまた、誰かのために東奔西走。そんな中、店先に捨てられた赤ん坊を女房が引き取ると言い出した。突然父親に仕立て上げられ、戸惑う喜十だったが――。日々のよしなしごとの向こうに人生のほんとうが見えてくる、ほろりと泣ける連作集。
まだまだ残暑の厳しいころに雪景色を描きました。
「雪まろげ」とは雪でつくった玉のことです。
「雪まろげはね、いずれ解けて消えるものなのよ。人様の暮らしには何んの関わりもないの。丸い形が可愛いと思えるだけ。丸い形も、ほら、壊れたら元の白い雪よ。世の中のつまらないことは、皆、雪まろげのようなものよ。そんなものにいつまでも未練を残しているのは下らないことよ」
1巻はこちら
宇江佐真理著 「雪まろげ」古手屋喜十為事覚2 新潮社
装丁/新潮社装幀室
(ハードカバー)
これでまた、一緒にうまい酒が飲める――心やすらぐ人情捕物帳、第二弾! 浅草・田原町で小さな古着屋を営む喜十。北町奉行同心の片棒を無理矢理担がされ、今日もまた、誰かのために東奔西走。そんな中、店先に捨てられた赤ん坊を女房が引き取ると言い出した。突然父親に仕立て上げられ、戸惑う喜十だったが――。日々のよしなしごとの向こうに人生のほんとうが見えてくる、ほろりと泣ける連作集。
まだまだ残暑の厳しいころに雪景色を描きました。
「雪まろげ」とは雪でつくった玉のことです。
「雪まろげはね、いずれ解けて消えるものなのよ。人様の暮らしには何んの関わりもないの。丸い形が可愛いと思えるだけ。丸い形も、ほら、壊れたら元の白い雪よ。世の中のつまらないことは、皆、雪まろげのようなものよ。そんなものにいつまでも未練を残しているのは下らないことよ」
1巻はこちら
2013-10-22 09:07